清水は28日、GK植草裕樹を長崎から完全移籍で獲得したことを発表。クラブは前日27日にGK西部洋平のけがの回復具合が思わしくないことをリリースで発表し、今後の動向が注目されていた。
この日から練習に参加した植草は、「長崎は環境面でも良いところだったし、家族に迷惑をかけていることは悪いと思っている。でも、それだけの覚悟を持ってここに来た。自分のサッカー人生を総合的に判断して、清水で頑張ることに決めた」と胸の内を語る。居残り練習でシュート練習のボールを受け、さらには一人ランニングをこなすなど、早くもチームの力になろうとする努力が見られた。
なお、リリースに添えられたコメント「皆さんの期待を良い意味で裏切れるように全力で頑張りたい」という言葉。その真意は、「『長崎の3番手が来たか』と思われているかもしれない。でも、そこで自分が試合に出て良いところを見せたい」という意地だった。
プロ5チーム目となる清水で、これまでの経験をすべて出し切りチームを支える。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)
(清水担当 田中芳樹)
2016/07/28 19:09