鳥栖はペク・ソンドンが長崎に、チェ・ソングンが岐阜にそれぞれ期限付き移籍することを26日に発表した。
その日の練習前に二人はピッチ上でチームメートにあいさつし、それぞれ移籍先へと旅立っていった。ペク・ソンドンは出発前に「みんなにあいさつするときにも言ったけど、サッカーの世界って広いと言えば広いけど、意外と狭いものだと思うので、またどこかで会えると思う。そのときに笑顔で会えるように頑張っていきたい」と話し、チェ・ソングンは「お別れという形でさびしい感じはあるけど、まだサッカー人生は続くし、これから成長した姿を見せたい」と、それぞれ前向きな言葉を残した。
移籍が決まってからはチームがサプライズで送別会を実施してくれたそうで、ペク・ソンドンは「最初は韓国人4人(ほか二人はキム・ミンヒョク、キム・ミヌ)だけかと思ってお店に入ったら、みんながいてくれた。本当にうれしかった」とチームメートに感謝した。チェ・ソングンは鳥栖での思い出を問われると「(ペク・)ソンドンが移籍してきた年に初めて得点したG大阪戦。めちゃうれしかった。みんながピッチにいて、勝つことができたので」と韓国人4人が同時に出場し、ペク・ソンドンの移籍後初ゴールで勝利した15年のJ1・1st第2節G大阪戦を挙げた。
最後まで明るい表情を見せていた二人。新天地での活躍を期待したい。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/07/27 18:21