期待の新戦力、モロッコ人FWムスタファ・エル・カビルが鳥栖のチームに合流した。
Jリーグへの登録がまだ済んでおらず、加入内定という状況だが21日に来日し、チームの練習に合流した。メディアへの対応はJリーグへの登録完了後になっているが、練習でも明るい表情を見せ、チームメートとコミュニケーションを取る場面も見られた。また、練習後のファンサービスも笑顔で対応し、ファンを喜ばせた。
マッシモ・フィッカデンティ監督は「まだ来日したばかりなのでコンディション調整をして最低1週間はかけたいと思う。彼自身が日本に慣れることも大事」とエル・カビルの起用には慎重な姿勢。24日の練習でもコンカコーチと一部別メニューで調整した。
カビルのプレースタイルについて、フィッカデンティ監督は「テクニックもあるし、スピードもあるし、パワーもすごくある選手。この時期に選手を取るわけだから計算できる選手として、必ずチームをさらにレベルアップしてくれる選手として取っている」と期待を寄せた。
また、鳥栖はエビル含めて2名の外国籍選手の獲得を目指していたこともあり、韓国人MFペク・ソンドンが長崎に、韓国人MFチェ・ソングンが岐阜へと移籍することが決定的となっている。クラブからは26日にも発表される予定となっている。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/07/25 10:28