浦和に所属するDF橋本和が神戸に期限付き移籍することが発表された。期限付き移籍期間は17年1月31日までとなる。
橋本は15年に柏から浦和に加入。その年は期限付き移籍からの復帰や新人も含めて11人を補強したが、その中でも活躍が期待された選手だった。しかし、昨季はリーグ戦6試合、今季もリーグ戦は前節の福岡戦に途中出場したのみだった。
6日のトレーニングはチームと別で室内調整となったが、クラブを通じて「プロサッカー選手として試合に出場したいという思いが強くなり、環境を変える決断をしました。元気な姿を見せられるように頑張ってきますので、これからも応援よろしくお願いします」と移籍の理由を説明するとともに神戸での活躍を誓った。
出場機会が少ないながらも、「最低限の準備」として居残りでスピードを上げたランニングやステップワークなど負荷の高い自主練習を積んできた橋本。その姿は周りの選手たちに良い影響も与えた。たとえば、関根貴大は先発から外れた際に、「あれだけ自主的にやっている選手が周りにいたら刺激されるし、自分が出られなくなって腐っていたら、その人たちに申し訳ない」と話していた。
試合からは遠ざかっているが、試合に出る準備は続けてきた。柏時代の輝きを取り戻すと同時に、同じく浦和から移籍した高橋峻希との両SBで神戸の躍進に貢献できるか。
(浦和担当 菊地正典)
2016/07/06 17:55