20日、町田は町田市立陸上競技場でU-22マレーシア代表との親善試合(45分×2)を行い、3-3で引き分けた。町田は副主将も務めるCB深津康太が90分間のフル出場。第3節から長らく負傷で遠ざかっていた彼の復活は、チームにとって明るい材料だ。
「なかなか僕たちらしく、前から行けていない試合が多かった。僕が入って何が変わるかと言ったら声」(深津)という言葉のとおり、彼は独特のハイトーンボイスで最終ラインから積極的な守備を制御。3失点は喫したが、昼間の暑さの中で、それでも前から行くという戦いを敢えて選択したからだった。深津本人も「(今日のテーマは)いかにチームが前から行けるか。行けるところまで行こうという話をしていた。間を使われてしまったけれど、チャレンジした結果」と内容には納得顔だった。
3カ月半ぶりのフル出場についても「痛みなくやれた」と振り返る深津。「リハビリも後悔しないように100%でやってきた。さらにパワーアップした自分がいると信じている」と“深津の復活”に向けて、心と体の準備はもうできている様子だった。
(町田担当 大島和人)
2016/06/20 18:20