ボランチを主戦場とする岐阜のMF水野泰輔が、新境地を拓きつつある。「二つ以上のポジションを覚えたほうがいい」と話すラモス瑠偉監督の下、今季は時に右SBでもプレーしてきた。
ドイツ代表のDFラームや日本代表のMF長谷部誠などがそうであるように、ボランチとSBは互換性の高いポジション。「SBでもゲームを作れると思っている」と同調するチャンスメーカーは「ボランチの感覚でプレーすればいい」と、新境地でのプレーにも意欲を隠さない。
前節・山形戦では後半から右SBでプレーし、チームの攻勢に関与している水野。さらには2日の紅白戦でも右SBに抜擢されているだけに、今日4日に行われるJ2第16節・長崎戦では初めて右SBで先発する可能性もある。「対面の松本(大輝)選手は速いので、スピードに乗らせないような対応を心掛けたい」という意識の下、背番号28は「運動量や攻撃面のところが僕のいる意味というか、上下運動をどれだけできるかだと思う」とイメージを膨らませている。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/06/04 10:26