J2第12節・山口戦(1○0)から4戦負けなしだった金沢は、前節の松本戦で5試合ぶりの敗戦を喫した(0●2)。だが、試合翌日や今日(1日)のトレーニングを見ていると、「チームの雰囲気は悪くない」(FW水永翔馬)。選手たちは松本戦の結果をしっかり受け止め、切り替えた様子だ。
その理由について森下仁之監督は次のように語った。「言い方が難しいが、完敗は完敗だが、大きく崩れてどうしようもないゲームというわけではなかった。続けてやっていくことをみんなで確認できている」。松本と同じ[3-4-2-1]のシステムを採用する愛媛(第8節・2◯1)との試合では、勝利を収めたものの、かなり押し込まれた。松本戦も愛媛戦と同様、金沢の[4-4-2]とミスマッチが発生したが、「ボールに行く回数や(相手に)アバウトなボールを蹴らせる回数は多かった」(森下監督)。
チーム最年長のFW山﨑雅人が「(松本戦は)下を向く内容ではなかった」と話せば、GK原田欽庸も「別に落ち込む必要はない。切り替えて次に向けてやっていく」と前向き。金沢は今節から3連戦に突入する。まずは初戦・京都との試合に向け、準備を進めていく。
(金沢担当 野中拓也)
2016/06/01 18:20