5試合連続1-0の勝利で、J2首位に立つ札幌。ここまで13試合を終えて失点がわずかに『6』という堅守が売りではあるが、その中であえて課題を口にするのが19歳の若きCB、進藤亮佑だ。
今季ここまでチーム最長の1149分に出場している背番号35は、「終盤ははね返すだけの守備になってしまっている試合もあるので、なんとかマイボールにできるようにしたい。個人的にもマスさん(増川隆洋)に助けてもらっている場面が多いので、もっと力をつけなければ…」と自らを省みる。
また、「ここ最近は体をぶつけたりとか、技術的なところへの意識が高くなり過ぎて、空中戦での思い切りの良さが薄くなっていた。今週末(J2第15節)の山口戦ではまた思い切りよく競り合っていきたい」と具体的な意気込みも明かす。
今季は開幕戦から定位置を確保し飛躍を果たしているプロ2年目の若武者。折しも五輪代表チームではCBの負傷者が重なっているだけに、今後の活躍次第では手倉森誠監督の視界にも入ってくるかもしれない。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/05/25 17:03