仙台を引っ張る二人のベテランが、チームの成長と勝利への強い意欲を語った。
仙台は5月に入って攻撃的なプレースタイルを発揮できる時間が長くなってきたが、今月の3戦では1勝1分1敗。成長を示すためにも、もっと結果が欲しいところだ。
チーム最年長の野沢拓也は「特に最近の数試合では、チームとしてやりたいことが徐々にできています」と手ごたえを得ているものの、「まだ最後の精度の問題があるし、そういうゲームをしっかり勝つことが大事」と厳しい表情を見せた。
また、J1・1st第13節に出場すればJ1通算200試合出場となるリャン・ヨンギは、こちらも内容についての改善を実感する一方で「チームとしてサポートの動きは良くなっていますが、(前節の)大宮戦ではそれが遅れてしまいました。相手に前からプレッシャーをかけられたときに、しっかり動いてかいくぐる動きはまだ足りません」という課題を認識。さらなる内容の向上と、勝利を目指す。
ナビスコカップでは若手選手が台頭するなど、世代交代が進みつつある仙台。その中でも、34歳になってなお成長を続けている二人のベテランは、若手にとってもいい手本になっている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/05/19 16:59