4月17日に行われたJ2第8節・清水戦vs讃岐(2△2)で讃岐のFW木島徹也が62分に決めた同点弾が、4月のJ2月間ベストゴールに選ばれた。木島徹本人にそのゴールを解説してもらった。
試合は開始早々に讃岐がリードを奪ったが、後半に入り逆転を許す。その直後の同点弾だったが、「『負けるわけにいかない』ではないけど、ゴールに一番近いところで試合に出ているので、『自分が点を取らないと』、という気持ちはあった」と木島徹は振り返る。
得点は馬場の縦パスから始まる。「(パスが)入るならそのタイミングしかなかったので、入ってきたらと考えながらプレーしていた」と、次のプレーが思い描けていた。ボールを受けるときに「DFが(自分から)離れているのが見えたので」ゴールへ向かう。ターンの良さが光ったが、「受け方よりもみんなが連動してくれたから。カズ(高木)が(サイドを)走ってくれたので、相手が少し寄っていたのもあると思う。みんなの動きが幾つも重なって、自分が決めただけ」と説明する。
とはいえ、最後のシュートは圧巻だった。「(スライディングをかわした瞬間)コースが空いた」と一瞬コースは見えたが、その直後、そのコースはかなり厳しくなる。しかし、「信じて振り抜いた。雨じゃなかったら、はね返っていたと思う」と、右から巻いたシュートをポストに当てながらも豪快に叩き込んだ。
2月は仲間、4月は木島徹。早くも2度のJ2月間ベストゴールに輝いた讃岐。次にゴラッソを決めるのは誰だ!?
(讃岐担当 柏原敏)
2016/05/18 16:45