讃岐のエース・木島良輔にもいよいよ火が灯ってきた。
今季のチーム始動当初からコンディションが整わずに出遅れ、ここまで3試合の途中出場にとどまっているが、その短い時間の中でも輝きを放ち、決定機を創出するのがこの男。しかも、今節(J2第11節・千葉戦)は生まれ故郷・千葉での試合。昨季最終節の敵地での対戦では途中出場で月間ベストゴールにも選出された目の覚めるような“ゴラッソ”を披露した。ファンならずともその再現に期待がかかるが、「そんなに簡単にはいかないよ。向こう(千葉)も連敗をしていて守備ではゼロで締めようと頑張ってくるし、ウチのカウンターも警戒していると思う。それをどう破っていくかが課題」と、当の本人はいたって冷静。チームはここまでJ2リーグ・8位と好位置につけるが、直近3試合は勝ち星がない。「いつもやることは一緒。自分は点を取りたいだけ」と静かに闘志を燃やし、チームを勝利に導くゴールを狙う。
(讃岐担当 松本隆志)
2016/05/01 19:54