
24日のJ1首位攻防戦、川崎F(1位)vs浦和(3位)の一戦は見どころが多いが、若きディフェンスリーダーの力比べもその一つだ。川崎FのDF奈良竜樹が、U-23代表のチームメートである浦和DF遠藤航についてコメントした。
「一緒に代表でもやっていて、ボールを奪う能力がすごく高いと思うし、持ち上がるのも、縦パスを入れるのもうまい。浦和はそれ(縦パス)を引き出す選手もうまいので、(遠藤は今季から浦和に加入したが)フィットしているのかなと」
リオ五輪出場権獲得にともに貢献した盟友に称賛の言葉を並べたが、今週末は”敵同士”。その相手に挑戦状を叩きつけるかのように、最後に奈良はこう締めた。
「でも、ウチの攻撃陣は絶対に点を取れる。航くんがフィットしていても、それを打ち破る素晴らしい選手がいる」
もちろん、自分も浦和戦に向けて強い意気込みを持っている。「僕たち(守備陣)は後ろでやられたくないという気持ちで臨む。そこで攻守がうまく噛み合えばたくさん点を取れる」。チームが持つリーグ屈指の攻撃力を最大限に生かすために、守備で貢献することを誓った。
攻撃的な両チームが誇る若きディフェンスリーダーがいかに相手を食い止められるか。首位攻防戦の行方を左右するポイントだ。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/04/23 07:28