9日に行われたJ2第7節・群馬戦で、売り出し中のCBを欠くこととなった京都。先発出場していた高橋祐治が、相手との競り合いで脳しんとうを起こしてそのままピッチを離れる事態に。招集されていたU-23日本代表候補キャンプ直前に不運なアクシデントに遭った高橋は、群馬戦から5日が経った14日も練習場には姿を見せず、自宅で静養している。17日の第8節・熊本戦では、ここ2試合出場機会のなかった染谷悠太が先発に名を連ねることになりそうだ。
14日の練習後、「自分が出るなら、(高橋)祐治の分までしっかり戦いたい。群馬戦は、祐治が頑張ってくれたから勝ち点3を取れた。アイツのためにも、勝ち点3にこだわる」と力を込めた染谷。第6節の山形戦から先発を外れていたのは、思わしくなかった腰の状態が一因だったが、いまは回復。だが、開幕からDF陣のリーダーにと期待されていた染谷は、「それは言い訳にならない」と、先発復帰への覚悟を示す。
「マルさん(石丸清隆監督)にも『コンディションが悪い』と言われていたし、パフォーマンスが良くないことは自分でも痛感していた。球際でしっかりつぶすとか、基本的なことをしっかりやって、CBとしてのあるべき姿にこだわりたい」
(京都担当 川瀬太補)
2016/04/14 21:51