今季、19歳ながら開幕スタメンを奪取し、ここまで全試合先発出場を果たしている2年目のDF進藤亮佑が今週末の岡山戦への意気込みを語った。「まずは連敗をしないようにしっかりとチームに貢献したい」とした上で「CBのポジションはコロコロと顔ぶれが変わるのは良くない」と7戦連続での先発出場をつかみ取る構えだ。
この若きCBの持ち味は何と言っても強心臓だ。開幕からここまで、敵陣での直接FKの際には積極的に「蹴らせてください」と先輩に何度も直訴。ほとんど取り合ってもらえない日が続きながらも臆することなく繰り返してきた。そしてJ2第5節・京都戦ではついに蹴るチャンスをゲットし、その光景にスタンドも沸いたが、蹴った瞬間に失敗と分かる大ふかし。それでも「失敗したから次は遠慮する、というのではいけない」とまだまだ志願し続けていくことを示唆している。前節・町田戦では足がつって途中交代となったが、「今後はそういうことがないようにしたい」とさらなる成長も誓う。
リーダーシップがあり、21歳ながらも京都戦でキャプテンマークを巻いたMF堀米悠斗をして「進藤はグラウンド外でも、ウザいくらい積極的に絡んでくる」と舌を巻くように、恐れを知らない未成年DFはこれからもグイグイとその存在感を示していきそうだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/04/07 19:17