千葉は6日に明治安田J2リーグ第2節で岡山と対峙する。その中で、市立船橋高出身の佐藤優也、阿部翔平、大久保裕樹にとって、今節の岡山戦は特別な想いを持って挑む。その理由は高校時代の監督だった、布啓一郎コーチが相手ベンチにいるからである。
そんな布コーチに市立船橋高時代にお世話になった3人だが、当時の印象を「鬼だった笑」と選手たちは口々に語る。阿部は「布先生に会うと、今でも背筋がすっとする」と話し、大久保も「本当に怖かった」と懐かしそうに当時の事を話してくれた。ただ、東京Vで昨季に対戦をした際、佐藤優は「鬼から仏になっていた」と布コーチの変化を口にする。特に試合後には軽食のサンドイッチを「食うか?」と言われ、恩師の変化に驚きを隠せなかったとのこと。
同じベンチで戦っていた男たちが約15年の月日を経て、プロの舞台で顔を会わせる今節。千葉と岡山の一戦は恩師と教え子の直接対決も注目ポイントの一つになりそうだ。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/03/06 09:38