ベスト4進出を賭けた鳥栖との天皇杯準々決勝。唯一連覇の可能性が残された天皇杯に向けてモチベーションを高める指揮官と選手からは異口同音に「鳥栖のシャドーは警戒」という言葉が聞かれた。
今季、鳥栖にはリーグ戦で1敗1分。相性が悪い鳥栖だが、長谷川健太監督は「水沼(宏太)は調子がいいし、鎌田(大地)は独特のリズムを持った選手」と相手キーマン2人を名指しする。
特に鎌田には7月のホームでの対戦で痛恨の同点弾を喫している。丹羽大輝とコンビを組むことが濃厚なキム・ジョンヤも「警戒したいのは調子がいいと聞いている2シャドー。水沼も鎌田もいい選手だし、水沼は運動量があって自分でも仕掛けられる。鎌田はいいパスも出せる」。鳥栖のストロングポイントを封じることが勝利への近道となる。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/12/25 14:15