即戦力として期待をされるも、11試合423分の出場に終わったプロ1年目の北爪健吾。悔しい思いを経験したルーキーイヤーを「ふがいないと思うし、チームとしてもJ1昇格という最大の目標を達成できなかったので悔しい」と振り返る。しかし、後半戦は徐々にベンチ入りする機会も増え、「自分を表現できる場面が後半戦に入るとできるようになってきたので、メンバーに入っていくきっかけになったと思う」と確かな手ごたえを得ていたのも事実。実際に、明治安田J2第39節・札幌戦(2●3)では先発で出場する機会を得るなど、チーム内で評価を高めたことは間違いないだろう。
「自分らしさを出していきたい。右サイドからのクロスで何ゴールかに絡めればいい。そうすれば、チームの総得点も増えて、最後の得失点差とかでも突き詰めていける」と、来季に向けた決意を話してくれた北爪。12人の参加となった27日の練習でも、熱のこもったプレーを見せてくれた男に16年は期待をしたい。
(千葉担当 松尾祐希)
2015/11/28 19:36