各地で混乱が起きた第13節
インターナショナルウィークを終え、再び週末にブンデスリーガが帰ってきた。今回のブンデスリーガには再開は特別な意味があった。中断期間中に発生したパリ同時多発テロ、そしてドイツ代表戦中止というドイツサッカー界を襲ったテロの恐怖に屈しない意味合いを持っていたからだ。
今回の代表戦期間中にフランスとの親善試合を戦ったドイツ代表は、パリで起きた同時多発テロ事件に直接巻き込まれた。その後ドイツのハノーファーで行われる予定だったオランダ戦が試合直前にテロの危険が高まったために中止となり、週末のブンデスリーガ開催が危惧される状態だった。しかしブンデスリーガは週末のリーグ戦を、警戒レベルを最大限に引き上げることで開催することを決断した。
幸い警戒されていたテロの発生は無かったものの、各地で混乱が起きることになった。まず再開初戦となったハンブルク対ドルトムントの金曜日のナイトゲームでは、厳重なセキュリティーチェックが行われた結果観客の入場が間に合わず、試合開始が15分遅れる結果となった。土曜日に行われたシュツットガルト対アウクスブルクの試合でも同様に観客の入場が遅れ、キックオフの時間が15分遅れることになった。なお、この試合では最下位アウクスブルクが16位シュツットガルトに4-0で大勝し、復活に向けたきっかけを掴んでいる。またこのセキュリティーチェックは、普段は厳しいチェックの行われないVIP関係者やクラブ関係者も例外ではなく、事態の深刻さを感じさせるには十分だったと言える…
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(BLOGOLA編集部)
2015/11/28 05:28