残り3試合、次節(明治安田J2第40節・北九州戦)の結果次第ではJ3降格の可能性もある栃木だが、チームに気負いは感じられない。むしろ逆転残留の可能性を信じるムードがしっかりとある。
「連係面やディフェンスは安定してきている。この状態を続けて、次こそゼロで終わりたい」
前節(第39節・徳島戦/1△1)はショッキングな失点で勝ち点1止まりとなったが「やられる雰囲気はなかった」とGK竹重安希彦は振り返る。
チーム状態はいい。次節の北九州戦を乗り切れば——。
「最後の2節、21位大分は上位相手なので、それまで食らいつければ可能性は十分にある。だから次が一番大事です」
「北九州の2トップには前回対戦時もやられている。二人だけでゴールできる力はあるし、怖いのはカウンター。自分が声をかけて準備させて、しっかりつぶしに行かせたい。そしてクロス対応は自分がしっかりいけるように」
土壇場の状況ではあるが、選手たちは目の試合に集中できている。ここをモノにすれば、残留への道は開ける。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/11/07 07:00