7日の明治安田J1・2nd第16節・FC東京戦は、10月28日に吉田達磨監督の退任が発表されてから初めて迎える公式戦だ。
そんな中でも、チームにとって明るい材料は負傷による離脱者がDF近藤直也のみで、残る全員がグループに入れていること。吉田監督は「メンバーから漏れる選手がそれだけ増える」と気遣いつつ、「残り2試合という中でこれだけそろっていることは、一つのチームの成果」と胸を張っていた。
吉田監督はチームの雰囲気について「僕が辞めることは決まっていますから、そっぽを向こうと思えば簡単に向ける。選手たちがよく保ってくれている」と評しつつ、自身の心境については「僕らがちょっと手を抜けば、簡単に崩れると思っています。ますます手を抜けない。短い間にキツくても、嫌な思いをさせてでも、何かは伝えたい。時間を凝縮してやっていきたい」と語っていた。
(柏担当 大島和人)
2015/11/06 16:14