週末にG大阪との大一番を控えている中、塩谷司はリラックスして記者陣の質問に応じていた。
「ガンバにはいい選手がいっぱいいる。途中から出てくる選手も力があるし、本当に気の抜けないチーム。ヤットさん(遠藤保人)から精度の高いパスが出てくるし、宇佐美(貴史)は個人で打開してくるし、パトリックはパワーがあるし、誰を抑えればというチームではない」と笑みを浮かべて敵チームを称賛する塩谷からは、緊迫した感じはまったくない。
優勝争いのプレッシャーも「ない」と言い切る。「連覇した時(12年、13年)はすごいプレッシャーがあったけど、今はないですね。楽しくサッカーをやれているってことがあるのかなと思う。すごくチームがまとまってやれているから」。塩谷の表情から笑みが絶えることはなかった。
肩の力を抜きリラックスして状態で大一番に備えている塩谷からは、チーム全体の状態の良さがうかがえた。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/11/04 16:27