石川竜也選手が利き足に「モモカン」を受け、治療後にピッチに戻ったが、相手シュートをクリアしそこねて失点を喫した。試合後、奥野監督ははっきりとこう言った。「1失点というものは、完全に僕の采配ミスになります」
決して、石川選手の負傷を軽く見ていたわけではないだろうし、様子を見て難しいようであれば交代させる準備も進めていたはずだ。続行させたのは、プレーできる限りはピッチに立ってほしいという、石川選手に対する大きな信頼感があってのことだろう。
奥野監督は、聞かれるたびに「選手を信頼して送り出している」との発言をしているが、一方で、今回のようにいざとなったら結果に対して責任を負う。そんな奥野監督にツッコミをいれるとすれば、「理想の上司No.1かっ!」といったところか。
(山形担当 佐藤円)
2012/07/18 17:14