いつもと違う柔らかい表情で、三浦泰年監督は試合後の共同記者会見場に現れ、椅子に座ると開口一番「そんなに暗い顔しないでよ!」と、集まった報道陣に監督なりの言葉で、勝利出来なかった事を謝罪した。試合当日、監督は47回目の誕生日を迎えた。前日の練習後、北九州に関わるメディア仲間で監督の誕生日を祝った。その時にも話していたが、「誕生日で選手たちが勝ってくれるなら、毎日が誕生日でも構わない」。しかし選手たちの奮闘も虚しく、試合は敗れた。決して草津さんに、簡単に勝てると思っていた訳ではないが、私の勝手な妄想のマッチレポートは、意味の無いものとなった。勝負の世界は、油断やちょっとしたスキが命取りになる。改めて、教訓になった試合でした。
(北九州担当 坂本真)
2012/07/18 16:46