あまり多くを語らない澤田崇が、「アイスタはやっぱり最高ですよ」と話した。
結果的にJ2への降格が決まってしまった第14節・仙台戦(0●1)。多くの選手が力を発揮できない中、「観客が多いほうが力を発揮できる」と試合前からの宣言どおり、澤田の存在感は際立っていた。試合後、田坂和昭監督も「澤田崇はタイプ的に好きな選手。個で行けるところや縦への推進力、守備のところでもアプローチの速さを出してくれている」と絶賛していた。
しかし、アクシデントが彼を襲う。ホーム最終戦である前節・柏戦(0●3)の直前に、右足ふくらはぎの違和感を訴え、出場することができなかった。今季アイスタのサポーターの前でプレーすることはもうない。そのショックが、冒頭の言葉につながる。
だが、まだ彼には目標がある。
「リーグで、あと1点は絶対に取りたい」
けがが癒えた14番は残り2試合、自らを奮い立たせて貪欲にゴールを狙う。
(清水担当 田中芳樹)
2015/10/29 07:00