6日の長崎の練習は午前・午後とも島原市営陸上競技場で行われた。この日の島原はすっきりと晴れ渡り、スタジアムの観客席からは昨季まで高木琢也監督が住んでいた熊本の街を遠く眺めることができる。島原と熊本は近い。事実、高速フェリーに乗れば30分で行き来できる。だが、高木監督にとって島原が熊本と異なるのは、おそらく国見高校時代の恩師である「小嶺忠敏氏がいること」だろう。
この日の練習には、散歩の途中とみられる小嶺氏がジャージ姿でグランドに現れ、午後の練習開始前に愛弟子である高木監督と少し話しをしていた。長崎にJリーグクラブができたことを最も喜んでいる一人であることは間違いない。G大阪とのホーム開幕戦ではぜひとも健闘し、小嶺先生に恩返しをしたいところだ。
(長崎担当 植木修平)
2013/03/06 21:45