自動残留に向けて5戦ぶりの勝利を目指す讃岐だが、そこに今節立ちはだかるのは現在降格圏の21位・大分。
苦境脱出に向けて死に物狂いで向かってくることは想像に難しくない相手に対して、岡村和哉はメンタル面でも後手に回るつもりは毛頭ないようだ。「僕らも尻に火がついた状況というのはこれまでに経験している」と話すとおり、讃岐は2年連続で入れ替え戦に回った苦しい経験があり、苦境の経験値ではむしろ讃岐に分があると考える。
いつもはリラックスモードでのアウェイへの遠征移動も「入れ替え戦での鳥取、長野への移動中はずっと緊張していた。なんとか気持ちを緩めようと努力するんだけど、それもうまくできずに逆にピリピリしていた」。ピッチ外でも常に苦しみを味わってきただけに、「おごることなく、そんなタフな状況も自分たちは乗り越えてきた」という自信が十分にある。
だからこそ完全アウェイの大銀ドームでも気持ちで屈せず挑めるはずだ。
(讃岐担当 松本隆志)
2015/10/03 14:28