東京Vは現在3試合連続で無得点。前節(明治安田J2第34節・福岡戦/0△0)もCKの左右のキッカーを入れ替えアウトスイングのボールを送るように変更したり、前線のメンバーを代えるなど工夫はしたが、福岡を相手に結果を残せなかった。
得点力不足が重くのしかかるなか、南秀仁は「横浜FCのとき(J2第28節・横浜FC戦/6○1)は良かった。動き出しもサポートも。自分が受けたときのパスコースがいろいろあったけど、この間(福岡戦)はほぼない。動き量が少なかったのか、自分が良くなかったのかは分からないけど」と振り返った上で、「横浜FCのときみたいに、みんな動いて連続性を出せれば、少なからず1点は取れると思う。相手がどこであろうと。だから、ここからみんなフラフラになるまで走れれば、自然と攻撃も良くなる」と、大きな変化を望みづらいシーズン終盤という状況で、これまでの好調の要因となっていたハードワークの重要性を強調する。
厳しい戦いが続いているが「10月は4連勝でしょ。4連勝でいけると思っている」と南。再浮上のためにはチームのトップスコアラーのゴールが欠かせないだろう。
(東京V担当 石原遼一)
2015/10/01 19:46