1日、ロシアW杯アジア2次予選のシリア戦および親善試合イラン戦に向けた代表メンバーが発表され、C大阪からは山口蛍が選ばれた。
練習を終え、報道陣に対応した山口は、「(順位としても)得失点差もシリアのほうが上なので、引き分けではなく勝つことが大事」と試合に向けた意気込みを話した。シリアとは、2012年にロンドン五輪の最終予選で対戦し、アウェイ(シリアの政情不安により、会場はヨルダン)で1-2と敗れた過去もある。それだけに、「五輪のメンバーがどれだけいるかは分からないけど、当時のチームも強かった。間違いなくA代表も強いと思う。気を引き締めて戦いたい」と警戒した。
また、今回のA代表には、C大阪時代の後輩でもある南野拓実が初選出された。南野について山口は、「向こう(ザルツブルク)でもあれだけ点を取っているし、入っても当然だと思う。それだけの能力を持っていることは、一緒にやっていたから分かる。向こうに行ってどれだけパワーアップしたのか。一緒にやる中で感じることは楽しみ」と、先輩としての顔も覗かせつつ、再びともにプレーすることを歓迎する感情が伝わってきた。
メンバー発表の会見でハリルホジッチ監督が言及していた“けが”については、山口自身は、「特に問題ない。大丈夫。次の福岡戦にも出られる」と懸念を取り除いた。その、次節の明治安田J2第35節・福岡戦については、「何が何でも勝ち切りたい。ここで勝つことで、また勢いを増していきたい」と不退転の気持ちで臨むことも誓った。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/10/01 19:13