7月中旬から右足首の負傷のため、別メニューでの調整を続けていた安西幸輝が今週火曜日からようやく全体練習に合流している。患部の経過は順調なようで、「徐々にプレーの質も上がってきた」と本人も手ごたえを感じている様子だ。
ただ、自身が離脱している間に順位を上昇させたチームについて、「うれしいけど、出てないときに4連勝するというのは複雑な気持ち」。ともすれば、焦りや不安といった感情が生まれがちな状況だった。支えてくれたのはクラブの仲間たちである。「南(秀仁)君は(気持ちを)分かってくれていて、『早く戻ってこい』とか『オマエとサッカーがしたい』と言ってくれたので、もう一回がんばろうと思った。(杉本)竜士くんも『足はどうなの』といつも気にかけてくれた」。さらに、「能登(篤史)トレーナーには毎日お世話になっているし治療もしてくれたので、本当に感謝しかない」。
周囲にも助けられながら、再びピッチに戻ってきた安西は、「残りの試合は自分の持ち味を出して、「ここはオレのポジションなんだ」というのを周りに見せつけたい」と意気込んでいる。久しぶりにプレーするサッカーは「やっぱり楽しい」。
(東京V担当 石原遼一)
2015/09/12 20:49