天皇杯2回戦・仙台大学戦(3○2)で、決勝点を決めたのは菅井直樹。右SBながら9年連続で得点してきた選手だが、意外にも今季はこれが初得点だった。公式戦で10年連続となるゴールも、本人は「あれは味方のお膳立てがあったからで、自分については大した形でのゴールではないので……走り込める場所があったから走り込んだだけ」と謙虚に振り返る。今後については「もっとチームとして相手の裏を取るかたちを増やしたい。その中で自分は、こぼれ球でも詰めることが大事だし、入るかもしれないときを見逃さずに走り込みたい」と攻撃のポイントを語った。
明治安田J1リーグでの4試合ぶりの勝利が懸かる2nd第10節・名古屋戦でもゴールを期待したいところだが、「まずは失点をしないこと。点を取ってもバタついてしまうようなことはもう繰り返したくないし、守備が落ち着いてこそチャンスも作れるので」と、アウェイでの一戦ではまず守備の安定を図る。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/09/09 16:41