左ひざにはいまも補強のテーピングが巻かれている。毎日同じ方法で巻いているため、はがすとテーピングの形に日焼け痕がくっきりと現れた。「これは勲章です。恥ずかしいんですけど」。比嘉厚平が照れ笑いした。
負傷は昨年末。しかし、新しいシーズンを迎えても完治する前に再発を繰り返してきた。「どうしても、負荷が上がってくると……という感じ。そこは何度もやっているので、自分で調整して考えながらやらなきゃなと」
今後もひざと相談しながらのトレーニングが続く。「自分ではしっかり準備もケアもしているつもりですし、ここで新たに何かするということはないです。とりあえず、いまは練習ができているので悪くはないということ。これがずっと続くように調整していくしかないという感じですね」。焦りがないわけではないが、練習ができる「いま」を重ねて公式戦出場を目指す。
(山形担当 佐藤円)
2015/08/26 19:55