古巣の岐阜戦(明治安田J2第30節)を前に菅和範はチーム状態への手ごたえを口にする。
「苦しい状況のときに立ち返る、自分たちのスタイルがあるのは心強いし、前節(第29節・横浜FC戦/2○1)も前半は少しオープンな展開になったけど、後半は、自分たちのスタイルに立ち戻ってそれぞれの役割をしっかり果たそう、という一体感が出ていた」
緻密な守備を拠り所に安定感が出てきた栃木だが、チームを強力に牽引するのは他でもない倉田安治監督だ。
今節に勝てばまた指揮官の熱いパフォーマンスが飛び出すに違いないが、指揮官の岐阜時代を知る菅は「ああいうスタイルの監督なんでね」と予めこうなることがわかっていた様子。
「感情を表に出すからサポーターも乗りやすいし、こういう状況だからこそサポーターのパワーが大事。手拍子でもいいし、ホーム感がもっと出たらいい。僕自身、勝利したあとは今でもめっちゃ喜んでいるんですけど、勝ったらもっと喜びを表現して、とにかくグリスタに楽しい雰囲気を作りたいです」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/08/22 07:00