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　前節（明治安田J2第8節・岐阜戦／1○0）、坂田良太がプロ入り後の公式戦で初出場を果たした（※）。

　「昨季は試合に出場できなくて悔しい思いをしたし、スタメンを言い渡されたときは、色々な感情が入り混ざっていました。でもすぐに、ここまでやってきた自分を信じてやってやる、という気持ちになっていましたね」

　試合前のウォームアップ段階から、対峙する相手の2トップの難波宏明やロドリゴを睨み付けていたという。

　「“絶対に負けねえ”と気持ちを高めていたし、試合中はとにかく声だけは切らさないように意識を高めながら戦っていました」

　周りの先輩たちも頻繁に声をかけてくれた。そして隣にいたのは練習試合や紅白戦でずっとコンビを組んできたJ初出場のフェリペ。普段どおりの落ち着いたプレーができていた。

　そして結果は見事に零封勝利。チームにとっても無失点は今季初というおまけ付きだった。でも、と坂田がこう続ける。

　「岐阜戦はもう終わったことだし、ここがスタートラインです。チームにとっては3連敗のあとの1勝だから、次が大事です」

※坂田は2種登録選手としてプロデビュー済み。