前節・磐田戦(1●2)の先制点は、片山瑛一のロングスローから生まれた。
コントロールも飛距離も十分。力強いアーチを描いた一投が岩政大樹の頭に届いて生まれたゴールに、片山は「最近は肩の調子が悪くてあまり精度も良くなく距離も出ていなかったけど、あの一本は良いところにいったし、最後の伸びがあったんで相手も被ってくれた。これから肩の調子も上げていきたいなと思います」と、サッカー選手らしからぬコメントを残したが、どんどん肩の調子を上げていってもらいたい。
ロングスローからの得点は今季初だった。得点力が伸びず苦しんでいるチームにおいて、岩政の高さをゴール前で生かせるロングスローの機会は、もっと有効活用していきたいところだ。長澤徹監督も「ああいう形で決まった成功体験が勢いになってくると思うし、それが相手のプレッシャーになってくれたら」と期待を高めている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/08/07 17:37