29日、新加入の茂木駿佑がトレーニングに合流し、フルメニューを消化した。まだ初日ながらも随所に基本技術の高さを感じさせた。戦術練習で主力組に加わる時間もあり、金沢デビューが待たれる。
「奥埜くん(奥埜博亮)が『試合に出たほうが、絶対に自分の経験になりプラスにもなる。(移籍先で)もう一回厳しい競争の中に置かれるが、(スタメンを)勝ち取ることが一番』と言ってくれた」
長崎での武者修行を経て仙台で活躍する奥埜のように、まずは”経験”を積み重ねる。
茂木はJ1で試合に出て、「厳しい寄せの中でどうやって自分の技術を発揮するか」が課題だと気付いた。これからJ2でその課題と向き合う。
「プレースキックには自信がある。自分はボールを持ってナンボの選手。ボールを持ったときは『どんなプレーをするのかな?』と見てほしい」
J1でも通用すると確信した、茂木のキックに注目だ。
(金沢担当 野中拓也)
2015/07/29 17:20