前節(明治安田J2第24節)・岡山戦(3○0)では今季初の3得点を挙げ、文字通り快勝した徳島。
その試合で印象に残った場面はいろいろとあるが、3点目のエステバンのゴールを演出した井澤惇のラストパスは見事だった。試合ハイライトでもお分かりいただけると思うが、ペナルティーエリア内に2人走り込んでいる中で、井澤は一番奥のスペースにいたエステバンを見逃さず絶妙のパスを出した。小林伸二監督も試合を振り返りながら「惇は一番遠いところまで見えていたんですよね。あの場面でバイタルの奥のところに合わせた」と賞賛したほど。
得点後、井澤は真っ先にベンチに向かい喜びを分かち合っていた。これは何かしら美談があるのではないかと思い質問をぶつけてみた。すると、少し答えずらそうに「いやぁ、水が飲みたくて……。ベンチのほうに行ったらちょうどハシ君(橋内)が走ってきて、ちょうど良い感じで喜べました(笑)」。
美談ではなく、小ネタでした。
(徳島担当 柏原敏)
2015/07/21 08:32