8日、開口一番に「昨日の川崎Fとドルトムントの試合は見た?」と取材陣に聞いてきたのは、ドイツサッカーに精通している曺貴裁監督だ。
7日に等々力競技場で行われた川崎F対ボルシア・ドルトムントの試合を観戦した曺監督は、「試合の中でボールを動かすときの距離感やパスのスピード、精度、サポートの早さなどの、一つひとつの精度の高さを目の当たりにした」と、ドルトムントが見せた日本との差を分析した。
さらに曺監督は「相手のボールを奪いに行ける、ボールを奪えるということが選手の基準になっていて、それプラス全員がボールに関わっていける。そこにシュートのうまさやアイディアの豊富さが加わることが彼らのスタンダードなんだとあらためてわかった」と語り、今後はそのレベルに一歩でも近づいていけるように戦っていきたいと明治安田J1・2ndステージへ向け意気込んだ。
8日の練習前には急きょミーティングを開き、川崎F対ドルトムントの試合を選手たちに見せたと話す曺監督。「あらためて考えさせられる機会」を経て、湘南は週末のJ1・2nd第1節・名古屋戦に挑んでいく。
(湘南担当 林遼平)
2015/07/09 07:00