増嶋竜也は3月13日の明治安田J1・1st第2節・仙台戦(1△1)で左膝前十字じん帯損傷を負い、全治7か月との診断を受けた。リハビリは慎重さ、根気の求められるプロセスだ。
しかしそんなリハビリも段階が進んで「あす(左足の)パワーの測定をして、それが合格なら、あさってからジョギングに入る」(増嶋)という段階まで漕ぎつけた。
リハビリはじん帯が伸びないようにゆっくり、曲げ過ぎないように気を付けて行う屈伸運動からスタート。ウォーキングやスクワッド、軽いジャンプと少しずつ強い動きに移っていった。そしてジョギングはトレーニングの場所も屋外になる。
「やっと外に、娑婆の世界に出られる!どれだけ陽を浴びてないか…。外に出るのは車の乗り降りだけですから」(増嶋)。すっかり“美白”になってしまった顔面を少し緩めながら、増嶋は太陽を懐かしんでいた。
(柏担当 大島和人)
2015/07/07 18:52