FC東京は豪州代表FWのネイサン・バーンズを獲得することになった。すでに3日にメディカルチェックを済ませており、27歳のFWは4日の練習から合流する見込みとなっている。
また、スペイン2部のジローナに所属するスペイン人FWフランシスコ・サンダサも獲得が決定的となった。スペイン地元紙によると、すでにサンダサは日本に来日しており、メディカルチェックを受けているという同選手の代理人のコメントを紹介している。
バーンズは今季豪州のウェリントン・フェニックスFCでプレーし、20試合13得点を挙げてAリーグMVPに輝いたアタッカー。173cmと小柄だが、スピード豊かな突破とシュートセンスに長けたプレーが魅力で、ドイツ・マインツに移籍した武藤と「プレースタイルが似ている」(クラブ関係者)と、日本代表FWの後釜としても期待される。今年1月のアジア杯の豪州代表にも選出され、大会優勝に貢献。3月に行われたドイツ戦ではアシストも記録するなど、サイドでもFWでもプレーできる現在上り調子のアタッカーだ。
そしてサンダサは188cmの長身FWで、現在30歳。昨季スペイン2部で3位に躍進したジローナにおいて、34試合14得点とチームに大きく貢献した。ペナルティーエリア内で勝負する大型ストライカーで、強烈な右足シュートも併せ持つ。クラブ関係者は「大柄だが万能型のFW。現在、本人と交渉している」と語っており、明治安田J1・1stステージでは武藤以外のFWの得点力不足に泣かされていただけに、点取り屋としての活躍が期待される。
1stステージの総得点24点中、10点を奪った武藤が抜けて、不安視されていたFC東京の攻撃。海の向こうからやってくる助っ人陣のフィットが、2ndステージの命運を左右する。
(FC東京担当 西川結城)
2015/07/04 04:00