今節、対戦する金沢を率いる森下仁之監督は福岡で09年にヘッドコーチ、そして、その年の11月から11年までチーム統括部長を務めている。当時、在籍していた選手たちにとって対戦相手の監督として再会することになる。
その中の一人である城後寿は森下監督について「優しい人。コーチをしたあとに強化部に入りましたけど選手としてもよく見てもらったし、モリさん自体、サッカーが上手かったっていうのはシノさん(篠田善之・現FC東京コーチ)も言っていた。関わった期間は短かったですけど指導の面でも強化の面でもいろいろなことを話してもらった」と感謝の言葉を述べていた。
しかし、勝負となれば別。「自分自身、ゴールから遠ざかっているので取りたい。ゴール前に顔を出せる回数は増えてきている。モリさんからしたら『ゴール取らなくていいよ』って感じかもしれないけどモリさんの前で取って良い姿を見せたい」と恩人の前でのゴールを誓っていた。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/06/18 19:22