“拝啓セレッソ様 秋山選手をあと半年お願いします”。これは前節・敵地でのC大阪戦のアウェイゴール裏に愛媛サポーターが掲げた横断幕だ。
秋山大地は3月にC大阪から愛媛に期限付き移籍して以来、不動のボランチとしてすっかりチームに欠かせない存在となっているが、移籍期限は7月12日まで。愛媛サポーターの“せめて今季いっぱいは愛媛でプレーを”という契約延長の願いを込めたメッセージであった。
木山隆之監督にこのことを直撃すると、「僕がサポーターであってもそう言いたい」と本音がポロリ。貴重な戦力としてチームに残って欲しいという思いに加えて、「いまここで(C大阪に)帰って試合に出れないとは言わないまでも、ベンチに回ってしまうのはもったいない。あと半年ここで経験積めばけっこう力はつく」と、いまが伸び盛りである秋山本人の成長を願う気持ちが含まれていることも確かなようだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/06/11 18:05