植田龍仁朗がFWにコンバートされている。前節・東京V戦(0●1)は87分に投入されて短時間でチャンスを作り出した。残念ながらゴールには結び付かなかったが、FWとしてのポテンシャルをにわかに感じさせた。
11日の実戦形式の練習でも植田は最前線でプレー。本人は「やっと風景に慣れました」と言いつつ、「トラップしたらすぐ取られるし、腹立つくらい難しい」とFWとしてプレーすることの難しさを痛感していた。ただ、「ボールを収めて周りがシュートを打てるようにすることや、状況を見てターンしてシュートを打つことを、判断できるようになっていきたい」と、自分の役割は整理できつつあるようだ。
150試合目の出場となった前節をFWでプレーしていることなど、今季のスタート時さえ頭になかったに違いない。だが、植田は久保裕一が負傷離脱しているチーム事情も察し、「前向きに取り組んでますよ。前で出たら点を決めたい」と意欲を見せている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/06/11 17:58