「グラウンドには銭が落ちている」とかつて語ったのはプロ野球の名将、鶴岡一人氏。そんな言葉に通じる名言(迷言?)を残したのが藤春廣輝だ。
「秋の蹴るボールがお金に見える」。倉田秋がドリブルすると、絶妙なタイミングで攻め上がる藤春だが、FCソウルとのラウンド16第1戦では、倉田の投入後に見事な2アシストを記録した。倉田の先発が決定的な第2戦でも、そのコンビプレーで元韓国代表チャ・ドゥリのサイドを制圧するつもりだ。「秋が入ることで起点になるし、パスが出るタイミングも素晴らしいものを持っているので僕もスムーズに上がることが出来る」。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察予定の第2戦で、藤春は攻守両面をアピールする。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/05/26 20:09