公式戦7試合負けなしの神戸だが、「ディフェンスはやりやすくなった」と岩波拓也。3バックの布陣を採用してはや6試合が経過し、「目の前の相手には負けないようにして、それぞれに責任感を持ってやれているので良い形で守れている」と、選手個々の戦いぶりが好調の背景にあると話している。
ただ、ネルシーニョ監督からは岩波に対して攻撃面での要求が出ていることを話す。「ビルドアップの時に『もっと自信を持ってやれ』と言われている」という。監督からは守備は及第点にあると評価されている模様で、むしろ、定評のあった攻撃面での指摘が多い様子。彼なりに新たな感覚を磨きながら毎試合を戦っているようだ。
そんな岩波に目を細めるのは山本海人。「昨年、一昨年は守備の時に集中がなくなるときがあって、そういう時ははっきりタク(岩波)に伝えていた。今年も言ってやろうと思っていたけど・・・それがない」と、“幸運”なことに振り上げた拳の下ろし場所はなく、3バックの一角を担う岩波の昨季との違いを最後尾で実感している。
(神戸担当 小野慶太)
2015/04/28 20:34