8試合を終えて4得点と上々の成績を残し、押谷祐樹はチームを引っ張る活躍を見せている。前節・熊本戦(3◯0)も美しいファーストタッチからチームの3点目を奪って勝負を決定付けたが、特筆すべきは相手DFと身体をぶつけ合って戦いチームへ多大な貢献を果たしていることだ。
その証拠に、押谷は今季、生傷が絶えない。熊本戦後は病院へ直行して右耳の付け根辺りを6針縫った。第4節の千葉戦後には右目の付近に青痣ができた。“名誉の負傷”ではあるが、これから連戦を始まることも考えると身体が心配になってくる。
しかし、逆にこの連戦はさらにタフになるチャンスでもあるだろう。「先のことを考えずにやっていくしかない。飯食って寝る。それしかない」と連戦を見据えた押谷は、覚悟を決めている様子だった。
今後は相手のマークもさらに厳しくなってくるに違いない。長澤徹監督も「まだたくましくなっていかないと」と発破をかけている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/04/23 07:00