4-4で終わった前節の明治安田J2第5節・千葉戦。0-2から反撃の狼煙となる1点目を奪ったのはフォルランだが、絶妙なパスを通したのが長谷川アーリアジャスールだ。
このパスについて、パウロ・アウトゥオリ監督は「完ぺきだった」と話し、「今はプロセスを経て、意識を変えようとしている最中。今はまだ安易に横パスしてしまう癖があるが、縦の意識を植え付けている。ただ“縦の意識”と言っても、単にドカンと前に蹴るのではなく、『縦に出せるタイミングは逃すな』という話を常にしている」と続けた。
長谷川も、「(パスは)狙い通り。ディエゴがいい動き出しをしているのも見えたし、左側にDFがいるのも見えた。ディエゴの右側に出すことを意識した。でもシュートはディエゴが素晴らしかった。決めてくれたのでアシストもついた。ディエゴに感謝したい」と話し、「前向きに出すボールは相手も嫌だと思う。続けていきたい。最初に縦を意識することで、違う攻撃も生きてくる」とチームの狙いを理解した。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/04/03 19:54