前節・大宮戦(0△0)はコンディションが整わず欠場した渡邊一仁だが、3日の練習には元気にフル合流。今節・徳島戦への出場は問題なさそうだ。
今季加入した渡邊は守備陣の前で防波堤となって存在感を放っている。相手と体をぶつけ合いながらボールを奪い取る。泥臭い仕事だが、渡邊が攻撃へ大きな貢献を果たしていることを見逃してはいけない。
「カウンターができるチームなんで、中盤でボールを奪うことがすごく大事。ショートカウンターの起点になる奪い方ができるのが自分の強みでもあるんで、それを出していきたい」と語るボランチは、カウンターを起動させる役割もになっているのだ。
5日の徳島戦は3連戦の最後になるため体力的にも厳しい中、天気予報は雨。スリッピーなピッチにより消耗戦となること必至だが、渡邉はニヤリと笑った。「そういう土俵の方が得意なんで頑張ります」。
岡山にとって、背番号8の存在は頼もしいばかりだ。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/04/03 18:23