木山隆之監督にとって愛媛が今節対戦する水戸は、選手として4シーズン、監督として3シーズンを過ごした特別なチームであることは間違いない。しかし、その気持ちを封印するかのように「(古巣・水戸を)あまり意識している場合じゃない」と木山監督は意外な言葉を放った。
「相手がどこであろうが、うちは勝ち点を1でも多く取らないといけない。古巣だから特別、水戸だけには絶対勝たないといけないというのはない」と、あくまでもリーグ戦の1試合に過ぎないことをアピールする。
当然、多くの思い出はある。「当時の選手はほとんどいないしね。もう本間くらいかな」とその表情はやや寂しげだったが、「でも、神戸で一緒だったソンギ(金聖基)が水戸にいたり、以前水戸にいた(代)健司と自分たちは一緒にやってる。何か流れを感じる」と月日の流れる早さを説き、「そりゃあ、歳も取るし、太るよね(笑)」と水戸時代にくらべてふくよかになった自らのお腹をつまんでみせた。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/03/27 20:17