次節(明治安田J2第3節・千葉戦)、元栃木の闘将パウリーニョが栃木県グリーンスタジアムに凱旋する。旧知の選手たちは対戦を待ちわびている様子だったが、そのなかで「色々な気持ちが交錯しますねえ」と吐露したのは栃木の闘犬・菅和範だ。
「あいつは年下だけどすべてを尊敬しているし、栃木に残したものは大きいと思います。ただ、良い意味で彼はもういないんです」
闘将が着けた7番を現在受け継ぐのは菅だ。
「サポーターのなかにも色々な想いがあると思います。ただ、いまの栃木を背負っているのは僕ら。だからリスペクトの気持ちをもってプロとしてがっつりいきたい」
菅は前節(J2第2節・横浜FC戦/1△1)、元栃木の大久保哲哉に対して、「嫌われたかも」(菅)というほど激しいコンタクトで見事に封じ込めている。
「そういうのをあいつは求めていると思うし、この対戦を一番楽しみにしているのはあいつだと思う。だからその気持ちに応えて、そのうえで僕らが勝ちます!」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/03/20 07:00