いよいよ明後日に開幕戦が迫り、竹田忠嗣は「今年が始まってから早かった」と笑みを浮かべた。その表情は充実したプレシーズンを送ってきたことを物語っていた。
「今年は本当に実力も実績もある大樹さんが入ってきて、本当に頑張んないといけないシーズンになると最初から思っていたし、黙々とやるしかないと思って入ったんですけど、ボールの感覚も体の状態もいい。今は左のストッパーでチャンスをもらってますけど、新しいポジションは本当に自分のプラスになることが多いんで、毎日、刺激がある。楽しくやれています」
長澤新体制へ生まれ変わった今季はピッチ内外で様々な変化が起きているが、チーム最古参の竹田は最も大きな影響を受けた一人と言えるだろう。ただ、岩政大樹の加入によって危機感を膨らませ、新しいポジションへ果敢にチャレンジする背番号6は、変化に順応してイキイキとピッチを駆け、チームにフレッシュな風を吹き込んでいる。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/03/06 18:40